2007年04月19日
坪単価おいくら?
![]()
こんにちは。ASJ会津スタジオチーフエンジニアの岡です。
前回の続きから。
前回は自分にとって納得できる方法があれば、それを実行するのも選択肢となりうる、といったお話をしました。 今回は判断の目安となる坪単価についてちょっとお話します。
住宅を造ると諸々の費用がかかり総額で¥○千△万円となる
わけですが、その総額を建物の延べ床面積で割った金額を一般に坪単価(坪××万円)と言っています。
一般にこの坪単価を比較して「高い・安い」と言われますが、数字が明確でわかり易い割に比較が難しい数字なのです。というのも工事金額は構造や材料が同じならば当然その建物の広さによって増減しますが、正比例ではありません。(ここが難しい)
小さな家・凸凹の多い家・上下の階で大きさが違いすぎる家、等は割高となります。通常の住宅は少なくとも台所・浴室・トイレが有り、水廻りと言われる部分は工事費が高いのです。で、小さい家は全体広さに対して水廻りの部分がしめる割合が大きい為、割高の数字になります。(システムキッチンやユニットバスはそれ単体でかなりの金額になりますし、設置される場所が決まっていますから坪単価に反映すると大きいですよね。)逆に納戸・押入等は仕上げがそれなりで十分ですから割安になります。
一般的に、家の形が正方形に近く・総2階立ての寄せ棟屋根(四方に屋根勾配がある形)がコストダウンに向いています。
例えば、大きな1・2階吹抜けの空間があり、広い窓からの日差しで一年中明るい6帖間、と通常の天井高さで通常の窓を持つ6帖間を比較すると後者の方が安く出来上がる、とどなたも予想すると思いま
す。で、これを図面化し広さ(床面積)を計算すると両方同じ数字(3坪≒9.94㎡)となります。また、同じ造りの部屋で片方には外に柱を立てて屋根を掛けた下屋を付けたものと、ひさしと濡れ縁(屋根
なし縁側)を付けた2室を比較しても(床面積)は同じです。
数字の違いが出るのは前の例では(施工面積)が、後の例では(建築面積・施工面積)が異なるからです。坪単価の分母(面積)がどのような面積なのかが比較の際の注意点です。
雑誌やメディアに坪単価が載っていた場合、こんな点にも注意して見てください。
では、また次回に。
Kouji Oka
投稿者 staff : 10:00