よつばcafe

「おいしいコーヒーと手作りスイーツで素敵な時間を」

スタジオブログ

2007年05月08日

天然素材の楽しみかた


tori-musi-nome.gif
鳥の目、虫の目 第4話
「天然素材の楽しみかた」
 

こんにちは。ASJ会津スタジオの長谷川 光一です。

最近は、住宅の内装仕上に天然素材を希望する方が増えています。シックハウス症候群・癒し・豊かさの見直しから、健康思考・自然思考・本物思考の高まりが背景にある様です。

床材の主流であるフローリングとは、合板に数ミリ厚にスライスした薄単板を貼ったもので、均整ある木目模様で狂いも無く、均一な材料が量産でき、現在はこれを一般にフローリングと呼んでいます。一方、無垢板フローリングは天然の一枚板で、触感も柔らかく、温かで、節が多いのも好まれる要因です。若干の反りや隙が生じる可能性もあり、床暖房にはあまり推薦はできません。

壁では、漆喰塗りの他、珪藻土塗りも好まれる仕上です。混入粒材と左官コテの技法で、様々な表情が可能で、色の種類も豊富です。純和室から洋食店舗まで用途を問わず使える材料です。又、天井に使用する例もあります。平滑仕上では、下地の不陸(微妙な凹凸面)感が反映されやすく、壁紙貼りとは違って、施工精度には特に気を配ります。やや粗面のほうが、出来上がりが安心かも知れません。

板材は羽目板(はめいた)として、小幅のものを天井や腰壁に用いる場合が多くあります。一枚ずつ木目模様も色合いも違う中で、近似の材料を選別し、張る場所を考え、違和感のない様に全体のバランスを計る工夫が大切です。

天然素材を使うということは、ありのままを用いるということです。自然界には全く同じ物は存在しません。そして天然素材を使う前に最も大事なことは、素材の特徴や癖をよく納得して頂くことです。そうすれば、それが天然材料の欠点ではなく、それこそが魅力なのだと気付くでしょう。

壁紙貼りや合板基材の板材と、塗り壁や無垢板材は、同じ精度のまま置き換えられるものではなく、全く別ものです。別の仕上がり、別の特徴として、楽しみたいものです。

次回へ続く


Koichi Hasegawa

投稿者 staff : 09:00