スタジオブログ

2007年05月01日

「木」と「水」の関係②

070501.jpg

含水測定機による検査

こんにちは。会津の製材家の鈴木公です。

今回は、前回の関連にもなりますが、木材の含水率について話してみます。
たとえば、完全に乾燥して、水分を少しも含まない木材があったとします。それを、100とします。それに、水分が10加わったとします。その状態を10%といいます。含水率として表示をしますと、11.1%になります。

すなわち、ある状態に置かれている時の重量をW、それを完全に乾燥した時の重量(全乾重量)をW0とします。含まれていた水の量はW-W0ですから、これをW0で割った数値を百分率で表したのが木材の含水率といわれています。
たとえば、水分と木材が半々の時があったとします。これは、50%ではなく(100-50)÷50×100で100%となります。ただし、全乾状態とは水分が木材のなかにまったく含まれていない状態ですが、私達が建築材料として普通に使用している木材では、ありえないといわれています。木材の含水率は、温度や湿度にも左右されますが、12%~15%で安定しています。これを、平衡含水率と呼ばれています。

今回、難しく製材の専門の話になってしまいましたが、“木”と“水”の関係を知るうえでの基本的のことなのです。まさに新建材にはなく、生きた素材の無垢の木にだけにしかない、優れた調湿作用なのです。


Akira Suzuki

投稿者 staff : 10:00

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