2007年07月13日
住宅と外観デザイン
「住宅と外観デザイン」
こんにちは。ASJ会津スタジオの長谷川 光一です。
●住宅において、外観デザインはとても重要な要素です。住み手のライフスタイルを表現すること。そして近隣環境との調和、即ち景観形成へ寄与する社会的役割があります。
●デザインも時代に応じて多様な変化をしています。大都市の狭小住宅、ローコスト住宅、メーカーの規格型住宅。多量な情報はすりこみ式にユーザーへアプローチしています。
●「流行」という言葉は、流れ行くと書きます。その評価は時間経過と共に変わって行きます。(巡り巡って再び流行る場合もありますが。)
●流行最先端のデザインで建てた家があったとします。見た人は誰もが100点を与えるでしょう。その後は、次々と変わる流行に埋没し、10年後は70点、20年後は50点と魅力点が下がり、それ以降は古い建物としか写らないかも知れません。
●構造・設備・間取り・敷地条件・自然条件等の様々な要素から、必然として生まれるデザインが、最も理にかなっています。無理に奇をてらったり、過度の表情を与える事は、時として大きな欠陥を誘発する要因となります。
●住宅は社会に永くその姿を存在させるものです。洋服の様に今日一番の装いは出来ません。たとえ新築時80点でも、20年後も変わらぬ80点。そんな力み過ぎないスタンスでデザインを考えたいものです。
●ファッション誌の「この夏の流行アイテム」と同じ感覚で、住宅情報誌の「今時の外観デザインはこれ!」といった一時的な情報に過敏にならない事が大切です。
●下郷の大内宿。舘岩の前沢曲り屋集落。これらは、古い建築スタイルかもしれません。しかし、その地において、これからも変わらぬ美しさで人々を引き付けます。
●家はその場所に永存する大きなオブジェです。一時的な評価でなく、不変的な価値観の基に考えたいものです。
●「形にこだわる物は飽きられる」遠い昔に出会った言葉です。せっかく建てるご自分の家です。いつまでも愛し続けたいものです。
Kouichi Hasegawa
投稿者 staff : 10:00



