スタジオブログ

2007年08月21日

昼間の光について①

こんにちは。ASJ会津スタジオチーフエンジニアのです。

ずいぶん間が空いてしまいました。

連日の暑さで疲れがぬけませんね。夕涼みのつもりで日が暮れた後に外出しても、涼しさは程遠いです。ましてや日中の日差しの下ではボーっとしてしまいます。皆さんも外出時には暑さ対策をして、熱中症にならないよう気をつけてください。

今回は灯り(あかり)についてお話します。

昼間の光について。(自然光・お日様です)
日本の家作りは「・・夏をむねとすべし」と皆さん耳にしたことも多いと思います。『徒然草』の中での『兼好法師』の言葉です。これは、日本の夏はきびしいので家の造りを夏に合わせると快適です、と言うことなのですが、その手段の一つに深い軒先があります。

深い軒は夏の強い日差しが室内へ直接差し込むことを防ぐ事が出来、逆に日が差込んで欲しい冬場は(太陽の位置が低いので)取り込むことができます。ただしその効果から、昔の室内は日中でも薄暗く奥まった部屋ほど〔薄暗い〕を通り越して〔暗い〕になっていたようですね。ちなみにこの頃の女性のお化粧〔白粉〕はそんな室内でも顔を目立たせる手段だったそうです。

これは現代の住宅事情にも十分あてはまるのです。空調の負荷を軽減するには、移動する熱量を少なくするのが一番良いのです。で、開口部には庇を付けると夏場の日中に差し込む日射をいくらか低減できます(雨仕舞いにも良いんです)。窓などから差し込む日差しの熱負荷は、ガラスやサッシを工夫し対策を施しても窓無しの状態には遠く及びません。ですが窓のない部屋を造ることは法律上出来ませんので、そのすり合せが勘所です。居間・寝室・食堂・書斎など比較的長い時間をそこで過ごすと判断される部屋(居室と呼ばれます)は、その広さの1/7以上の窓が必要とされます。ただし、その窓の位置条件などで広さを3倍まで拡大して有るとみなす場合もあるので、6帖間の部屋に付ける窓は、条件によって1.42㎡(1/7)~0.48㎡(1/21)と変わってきます。広いガラス面でも庇が深ければ直射日光が防げ、開口部の前方から障害物(立ち木、塀、隣家など)まである程度の距離があれば明るさは取り込めます。

次回、続きをお話します。


Koji Oka

投稿者 staff : 09:00

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