2008年01月29日
年輪ができる仕組み

会津の製材家鈴木公です。
今回は木にはなぜ『年輪』ができるのか。素朴な疑問でもありますが、木材の基本に立ち戻ってみたいと思います。
木材は、小さな細胞からできている生き物といわれています。杉の『年輪』を拡大してみますと、太い管が集まっている部分(色が薄い部分)と、細い管が集まっている部分(色が濃い部分)が見られます。太い管は「早材」(そうざい)と呼ばれ、春から夏にかけて、ぐんぐんと木が太ったところで“春材”とも呼ばれています。
一方、細い菅は「晩材」(ばんざい)と呼ばれ、秋に少しだけ太ったところです。この“早材部分”と“晩材部分”の違いが、輪のように見えるため『年輪』と呼ばれ“1年輪”が形成されています。毎年1本ずつ増えることで、数えると木の年齢がわかってきます。
また、『年輪』は“樹皮”のすぐ内側にある「形成層」によって毎年つくられ、太くなっていきます。そのため、植林後15年~20年におこなう枝を切り落とす『枝打ち』という作業は、大事な作業といわれており、『枝打ち』を行なうことにより、毎年「形成層」によってつくられる『年輪』が、節の跡を覆い節の見えない材、“無節の材”ができていくのです。
Akira Suzuki
投稿者 staff : 09:00