スタジオブログ

2008年02月16日

4面の壁の使い方


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鳥の目、虫の目 第10話
「4面の壁の使い方」
 

こんにちは。ASJ会津スタジオの長谷川 光一です。


寝室や子供室を計画する際に、私が気をつけている点を簡単にお話ししましょう。
一般的に部屋には4面の壁があります。この4面の壁の使い方次第で、部屋の使い勝手は大きく左右されます。

まず、壁面に付く住宅部品を整理してみましょう。出入の為のドアや引戸。採光換気の為の窓。収納の為の押入やクロゼットの扉。そのほか壁掛けエアコン、蓄熱式電気暖房機も壁際を占有するので、採用予定の場合は考えておきます。

次に、主な家具を整理しましょう。ベッド(南か東が頭になるように)。机。鏡台。テレビ(ベッドから見やすい位置)。本棚。箪笥。家具は種類、大きさ、数、室の用途、利用人数等で違うので、部屋単位に整理します。

構造的に必用な壁もあります。筋交等を設ける耐力壁と呼ぶものです。建物の隅角には入れるように心掛け、その他は計算によって必用な量をバランス良く配置します。

平面計画の検討段階で、出入口、窓、収納扉、プランによってはベランダに出る掃出し戸。残りの壁。これらの位置と大きさを丁寧に確認します。単に6帖間、8帖間があれば良いというものではありません。4面に建具が付いてベッドが置けない。どうしても置きたい本棚があって、せっかくの窓を覆ってしまった。それでは、例え新築でも使い勝手の悪い部屋となります。

具体的に、南西の夫婦寝室を例に、4面の壁の使い方を説明してみましょう。
北面は、クロゼットの扉の為に。
南面は、採光の大窓、若しくはベランダに繋げた掃出し窓の為に。
東面は、出入口の為に。東枕のベッドの為に。
西面は、家具を自由に並べる為に。通風の窓(必用家具の高さと巾を考慮)の為に。
凡そこのように想定してから計画を進めると、不都合の少ない部屋となり、計画はスムーズにまとまり易くなります。

当たり前のことなのですが、住むための部屋の条件を、丁寧に丁寧に繰り返し自問自答しながらプランを提案する事が、大切なんですね。


■過去の「鳥の目、虫の目」記事
第9回 システムキッチン
第8回 和室とは何でしょう 
第7回 収納を考える
第6回 気配を伝える暮らしの中の言葉
第5回 住宅と外観デザイン
第4回 天然素材の楽しみかた
第3回 器に合わせてモノを決める
第2回 トイレと広さのはなし
第1回 見れば欲しくなる症候群


Koichi Hasegawa

投稿者 staff : 08:00

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