2008年05月23日
安全な階段
「安全な階段」
こんにちは。ASJ会津スタジオの長谷川 光一です。
面積の半分を2階に上げれば、基礎と屋根の量が、平家建てと比較して少なくなり、敷地も小さくてすむ等の事から、2階建て住宅が一般的です。
そこで、上下階をつなぐ役割として階段が要るわけです。毎日何度も利用することを考えると、安全で昇降しやすいのが何より大切です。専門家の調べでも、キッチンや浴室をさしおいて階段が生活事故発生率が一位という結果がでています。
建築基準法で階段の寸法は、巾75cm以上、踏み面(奥行)15cm以上、蹴上げ(高さ)23cm以下と定められており、これは、約60度の勾配(傾斜角)に相当します。法律はクリアできても実際は急過ぎて現実的ではありません。これを45度以下にすると事故が激減するという研究結果も出ています。ゆるすぎても場所をとるばかりで、歩き難く段数も増えて使い難いものです。45度弱で考えるのが妥当でしょう。
手摺の設置も法律で義務付けられているので、巾も標準的な壁芯の間隔3尺(910cm)に10cm程度広げた1m位は考えたいものです。
途中を折り曲げると、転がる段数が少なくて大怪我になり難いとも言われます。但し、三角の狭い踏み板が多いのもいただけません。あまりツルツルに磨き上げても、滑りやすくて危険です。
十分に採光がとれる明るさの確保も見逃せません。階段が明るければ、おのずと廊下も明るくできます。
私ごとですが、我が家の階段は、家の中央部にあって採光がとどく仕組みもない為、昼間でも照明が欲しいくらいの不都合を実感しています。毎朝うちの小さい子供が、寝ぼけ眼のままで壁に手を当てながら一段一段を確かめながら降りる様子を見る度に、滑るなよ!落ちるなよ!と小さな心配をするのが嫌な日課になっています。
どうか建築家との家造り、あなたの家造りでの階段は、安全で使いやすいことを一番にお考え下さい。その上で最後のデザインはあなたが選ぶ建築家にお任せあれ!!
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第6回 気配を伝える暮らしの中の言葉
第5回 住宅と外観デザイン
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Koichi Hasegawa
投稿者 staff : 11:00