2008年10月17日
無垢材(むくざい)

会津の製材家鈴木公です。
木材を取扱う私達の間では、よく『無垢材』という言葉を使用することがあります。『無垢材』とは、“製材や切削、乾燥”以外は、なにも加工していない木材のことを呼んでいます。いわゆる天然素材そのもののことなのです。
これに対して『木質材料』と呼ばれるものがあります。『木質材料』とは、挽き板や単板、木材の小片などを接着剤で結合し製造するものです。代表的なものに『集成材』があり、『合板』や『ボード』類もこれにあたります。
『木質材料』は『無垢材』にある節などを取除いているため、品質にバラツキが少なく品質は均一となります。今では大量に生産される『木質材料』が『無垢材』に変わって主流を占めています。これは、現在“太く長い『無垢材』が市場に出回らなくなり、入手が困難になった為が理由のひとつにあげられます。また、『木質材料』はこれまで使い物にならなかった曲がった原木や、製材工場から出る端材の有効活用につながっています。
入谷建設工業の製材工場では、“太く長い『無垢材』を”数多く保有するために、最近では木の活動が鈍くなる冬期間、昨年の12月から今年の3月の『伐旬』(きりしゅん)といわれる時期に、樹齢80年~90年の立木を8メートル中心に伐採し製材を開始しました。市場では入手が困難になった“太く長い『無垢材』の製材です。
木造の家は“天然のエアコン機能付”といわれているように、木材は吸湿や放湿によって、温度を一定に保つことができます。結露の発生を、より少なく抑えることもできるのです。また、木材は保温性にも優れた材料といわれています。
『無垢材』の木目(もくめ)は、ある程度の規則性をもちながらも人工物のように均一ではありません。それが、人の目には“適度なゆらぎ”となって見え、“心地よいゆるやかな刺激”を与えてくれるといわれています。そして、その“ゆらぎ”は、どれひとつとして同じものはありません。
“少しでも多くの『無垢材』を使用して木造の家を建てたい。”
そういう思いの方に、入谷建設工業の製材工場がお手伝いできればと思っています。
Akira Suzuki
投稿者 staff : 10:00

