2009年04月07日
S.P.F材

会津の製材家鈴木公です。
ホームセンターの木材売り場に行くと“S.P.F材”(エス.ピー.エフ材)として陳列してある白っぽい木を見かけますが、よく分らない木材だと思う人が多いと思うのです。これは“スプルース材.パイン材.ファー材”3種類の材をひっくるめていう木材のことで、主にカナダの中部を産地とする木です。日本の杉と檜の中間の柔らさとされています。特徴は適度に柔らかいため、釘打ちがしやすいとされています。欠点は水に弱く、ウッドデッキやエクステリア等にはむかず、すぐに腐るとも言われています。
住宅の中の造りはさまざまなものがあります。木に似せられた“木ではない製品”が溢れています。ポリ合板やメラミンと呼ばれるこれらの素材は、木の木目(もくめ)が印刷されシールとして張付られ、ドアや家具に数多く使用されています。これらの製品に共通していえることは、完成した時が一番美しい
といわれています。すこしづづ時が経つにつれ、劣化していくということなのです。それに比べると、無垢の木は“経年変化”が味わいとして楽しむことができます。年月が経てばだんだんと色目もそろい、艶もでてきます。接着剤で固められた合板等は、木質材料とはいえ調温性はほとんど期待ができないのです。高温多湿の夏が訪れる会津では上手な使い方をしない限り、合板は家の材料としてはあまり適してはいないといわれています。また、裸足で歩いても無垢の木材は気持ちがよく、暖かいといわれています。それは、木材の細胞の中には空気が含まれており、空気は熱の伝達を妨げるため、手や足が触れた場合、肌に熱を温存させて暖かく感じられるといわれています。
ただ無垢の木材にも欠点をそないています。木材の短所を補い、長所を活かした施工をほどこし、無垢の木材の良さを最大限に活用することが、大事なことといえるのではないでしょうか。
Akira Suzuki
投稿者 staff : 08:00

